2007.04.29
吉備津神社(Map)—岡山県
関東ではJRのキャンペーンやっているのだろうか? 谷村新司が白のスーツ姿で出てくるのだが、手にはちゃんと巾着袋(きびだんごをいれるのだろう)を持っている。もちろん帽子もかぶっています。わたしは、山口百恵『いい日旅立ち』(ディスカバー・ジャパン 古いねぇー)を「みちーずれに〜♪」……
ここは、鬼の首が埋められたと伝えられる「桃太郎伝説」発祥の地です。
龍の胴体のような廻廊は思いの外ながく続くのですが、その終端をいいことに(?)道路が境内を横切っており、その先とは分断されてしまっている。利用される面積が縮小されているようで、空き地が駐車場のようになっているのだから仕方ないのかもしれない。
現代では脅威も衰え、鬼封じの必要性もなくなったのでしょうか。
ここもおそらく中国からの模倣なのでしょうが、京都・高台寺の建造物と比較すると(現在の経験からは比較対象がそれしかないので)素朴さが感じられ、来て良かったと思えるのはこちらの方と思います。
日差しが強く、屋根瓦の色がすっ飛んでしまったのが残念です。
吉備津彦神社(Map)—岡山県
吉備津神社は「鬼封じ」で、ここ吉備津彦神社は「桃太郎(?)」を祀るところです(二つの神社は、まま近くにあります)。
境内では、式の済んだカップルが写真撮影の準備をしています。新婦さんの帯の金色がまぶしかったのと、朱色の傘と新緑の葉がとても鮮やかな色合いだったので、撮らせてもらいました。すっごくキレイでした。
「立派な桃太郎を産んでよね!」なんて、発想自体がおやじだよね…… さて今の世の中、桃太郎に何を退治してもらいましょうか?
──今回の写真全般に言えるのですが、新緑の「まぶしさ」が全然撮れませんでした(この金の帯もそうです)。ちょっと、練習します……
※注 「吉備津彦神社」の吉は土+口です。
備中国分寺(Map)—岡山県
ここには、高校の修学旅行の選択コース(だったか?)で来た記憶があり「えらい田舎に来たけど、この雰囲気いいなあ」と、結構強い好印象を持っていました。多少は中学時代の感性から変わったのと、記憶が確かになってきた(現在に近い分)違いがあるのだと思います。
ちょうど「れんげ祭り」の最中で周辺は大混雑。歩いて15分程度の駐車場しか空いてませんでしたが、晴天の田園を散歩できたのでこれもまた「好印象」として残るのではないかと思っています。気持ちよかった!
写真のように時期的にはまだ早く、周囲からは「まつりなんだから、花に合わせてやれよ」の声も聞こえました。近ごろそんな声を(京都で)よく耳にするようになって思うのは、休みは増えたけど「計画が立てられないと困る」という人間本意的な考えで生活をする人がふえたのではないか? ということです。天気に左右される仕事をしている人も多いこの頃ですから、一概には言えないとは思いますが、それでも人工的生活リズムに支配された生活を送る人が増えていると思われます。
頼久寺─高梁(Map)—岡山県
高梁(たかはし)ファンの方にはゴメンナサイ。わたし何の知識も興味もなく「行程上の宿場」としてこの地を選びました。
山間の町としては開けており雰囲気も明るいながら、歴史を受け継ごうとする姿勢が今もあり「美観賞(だったか?)」景観保存に貢献した家屋の玄関に看板が掛かっています。町の取り組みとして素晴らしいと感じました。
それはきっと、寅さん映画が2度もロケに来た(町として胸をはった石碑が立っています)ことが自信になっているのかも知れません。山田洋次さんもここを「隠し球」的に温存していたのではないでしょうか。
知識不足のわたしは、若い女の子がしきりに写真を撮っている場所が、つい先日観た映画『バッテリー』の主人公の家であることを後になって知りました。
日本一の高さにある山城(ということも)の備中松山城も、交通規制(土日はマイクロバス運行)で行けずじまい。「何しに行ったんだ?」と言われてしまいますね。
でも、この頼久寺(らいきゅうじ)の写真は気に入っているので、これでかんべんしてください……
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